2009年07月31日

今月の読書記録

今月は、なんと一冊もレビューが書けませんでした。
ごめんなさい。
本は読んでるんだけどね。
ちょっと、他のブログを立ち上げるのに忙しくて。
来月は、今月の分も合わせて頑張ります。

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2009年06月30日

今月の読書記録

今月レビューを書いた作品は4作でした。
ちょっとペースが落ちてます。
来月はもっと多くのレビューが書けるように
頑張ります。

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2009年06月25日

シャドー・エコー/鳴海 章 ★★★

ニューヨーク発、アンカレッジストップオーバー、成田行き、だってさ。
初っ端から笑わせてくれますね。ストップオーバーって言葉の意味、
作者は知らないみたいですね。ストップオーバーって言うのは乗継
地点に24時間以上滞在することを指すんですよ。アラスカに一泊
するんですか。

別にあたしは航空ヲタと言う訳ではありません。でも、何回か海外
旅行をしていれば自然にそれくらい覚えてしまいます。軍事知識
なら煙に巻かれてしまう所かも知れませんが、初歩的な知識に誤
りがあるようなら、肝心の軍事知識にも疑問が湧いてきます。

最新の極秘兵器とか言ってるのに、磁気ドラムを搭載しているよう
ですからね。磁気ドラムなんて、教科書の中でしかお目にかかった
事ありませんよ。ゴジラの映画で科学者がコンピュータから吐き出
された紙テープを読んでるようなものです。

作者は江戸川乱歩章を『ナイト・ダンサー』で受賞し、航空小説の
第一人者と言われているようですが、如何にこの分野の層が薄い
かが良く判ります。内田幹樹氏が亡くなってしまったのがとても
残念です。

作品の内容ですが、何がなんだか良く判らないと言うのが素直な
感想です。大韓航空機撃墜事件をモチーフにしているんだろうけど、
結局それらしい話を書きたかっただけではないのでしょうか。

シャドー・エコー (講談社文庫)
シャドー・エコー (講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
完全ステルス、多くの戦闘機・爆撃機を空中指揮するアメリカ空軍の極秘兵器「シャドー・エコー」。あまりに建造費用がかかるため、開発が中止されたはずの空飛ぶ電子要塞が、大統領さえ知らぬ間に、日本・ロシア国境へ忍びこんだ。日米ロ三国にまたがる国際謀略戦を乱歩賞作家が壮大なスケールで描き出す。

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2009年06月17日

償い/矢口 敦子 ★★

『償い』というタイトルから、社会派ミステリーと思って読んだら、
とんでもない目に合った。
作者の言いたい事は判るのだが、作品を構成するミステリーと
しての要素が、あまりにも稚拙である。

ホームレスに刑事が捜査情報を教えたり、警察署長が現場の
聞き込みをするなど、現実には有り得ない内容。
そして偶然の要素が多すぎる、ご都合主義の展開。
連続殺人にも、統一感が無い。

子供だましと言ったら、子供に失礼だろう。

償い (幻冬舎文庫)
償い (幻冬舎文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?感動の長篇ミステリ。

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2009年06月15日

アキハバラ@DEEP/石田 衣良 ★★★★

社会不適合者みたいな6人の男女が、画期的なAI型検索エンジン
を開発する。現代のおとぎ話ですね。マイクロソフトを創業したビル・
ゲイツはハーバード大学の学生だったし、Googleの創立者たちは
スタンフォード大学の博士課程に在籍していた。オタク的要素はあっ
たとしても、決して社会不適合者ではない。それどころか、エリート
層に属していたと言って良い。ちなみに、本作の主人公の一人で
あるページと言う名前は、Google創立者の一人、ラリー・ペイジと
同名である。

検索エンジンという目の付け所は良いと思う。検索エンジンを征する
と言う事は、ネットの世界を征するも同然と言って良い。サイトにアク
セスを集めるには、サイトの質的優劣では無く、検索エンジンに上位
表示されるかにかかっている。

言わばサイトの殺生与奪権を検索エンジンが握っているのだ。
Googleの検索アルゴリズムであるPageRankを上げる為に、企業が
金と人手をかけてバックリンクを構築しているのが現状である。
本作では、利用者から定額課金をすると言っていたが、そんな必要
は無いのである。金はサイト管理者からいくらでも集められる。

この作品は、おとぎ話と割り切れば、それなりに退屈しないで読める。
登場人物も個性豊かであり、秋葉原の情景など思い浮かべながら
読む事が出来る。ただ、ラストの展開はあまりにも芸が無い。
ページ(と言うか、作者)にはもう少し考えて欲しかった。

あと、作品タイトルの@DEEPというのは違和感がありますね。大昔の
メインフレームじゃないんだから、普通は小文字で@deepでしょう。
それと、インターネット上に介在するプログラムをマシン語で書くかな、
と言う気がします。

アキハバラ@DEEP (文春文庫)
アキハバラ@DEEP (文春文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
社会からドロップアウトした5人のおたく青年と、コスプレ喫茶のアイドル。彼らが裏秋葉原で出会ったとき、インターネットに革命を起こすeビジネスが生まれた。そしてネットの覇権を握ろうとする悪の帝王に、おたくの誇りをかけた戦いを挑む!TVドラマ、映画の原作としても話題の長篇青春電脳小説。

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2009年06月01日

俺は鰯/鳴海 章 ★★★

鰯。大きな魚の餌になるしかない。
大量に群れている。
生まれた時から餌になる事を運命づけられている。
その他大勢に過ぎない。

主人公の勤めていた会社の社長が言った言葉である。

サラリーマンなら、誰でも思い当たる事があるのではないだろうか。
主人公の高城は十年間勤めた会社を辞め、たった一度風俗店で
出会った慧敏と名乗る女性に恋をする。そしてこの女性と出会った
事から事件に巻き込まれる。

高城自身は普通の男で、ハードボイルドの主人公らしく喧嘩が強い
訳では無い。ただ、それを補う脇役に助けられているだけである。

この作品を読んで、悪役の書き方がイマイチという気がした。物語
の鍵となる陶器の価格が人によってまちまちである。それが陶器の
世界では常識なのかも知れないが、悪役のボスが何故陶器にそこ
まで拘るのか良く判らない。また、慧敏の行動もふに落ちない所が
あった。

サラリーマンの悲哀は良く書けていると思う。作者の経験が反映
されているのではないだろうか。また、台湾の様子も取材の成果
が伺われる。ハードボイルド作品としては少し異色の主人公だが、
それなりに退屈しないで読める。ただ、やはりハードボイルドには
タフな主人公が似合うとも思う。

俺は鰯 (角川文庫)
俺は鰯 (角川文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
日々自分を酷使していた。休日は惰眠をむさぼるか、洗濯でつぶれる。十年間勤めた会社を高城はあっさり辞めた。池袋にある性風俗の店で高城は慧敏と名乗る女性に出会い、恋をした。デートの日、約束の時間に現れたのは三人の男達だった。高城は滅茶苦茶になるまで彼らに殴られた。そして慧敏が姿を消した。慧敏の行方を知る手掛りは新宿の台湾バーと日本橋の古美術商『蒼龍窟』―。平凡という名の仮面を脱ぎ捨てた男が幻の陶器と謎の美女を求めて命を掛ける。東京―台湾を舞台に壮大なスケールで展開する傑作冒険小説。

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2009年05月31日

こんばんは

今月レビューを書いた作品は6作でした。
面白かったのは『天使に見捨てられた夜/桐野夏生』と
『クローズド・ノート/雫井脩介』ですね。

来月も頑張ってたくさんのレビューを
書きたいと思います。

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2009年05月25日

クローズド・ノート/雫井 脩介 ★★★★

『虚貌』、『火の粉』、『犯人に告ぐ』など、ハードなミステリーを書い
てきた雫井脩介氏の作品だが、これらの作品とは若干趣きが変
わっている。どちらかと言えば主人公の雰囲気などデビュー作の
『栄光一途』に近いだろう。

作品の内容は、少し読んだだけで先の展開が読めてしまう。ただ、
小学校の教員である伊吹先生のノートは非常にリアリティーがあり、
主人公の香恵だけでなく、一緒に読んでいる自分も四年二組の
一員になったような気がしてくる。作者の姉の日記がベースになっ
ているとの事だが、上手く物語りの中にまとめられているのは作者
の力量だろう。

ラストは確かに感動的なのだが、予測の範囲内に収まってしまっ
たという感がある。無神経で優柔不断な印象を受けるイラストレー
ターの彼に、もっとキツイ一発を喰らわせてやりたかった、と言うの
が個人的な感想である。伊吹ノートがあればネタには困らないと
思うのだが。

タイトル通り、本当の物語はノートを閉じた時から始まるのだろう。
そして、ノートを閉じる時、主人公の香恵だけでなく、読者にも、
伊吹先生ありがとう、という思いが残るのではないだろうか。

クローズド・ノート (角川文庫)
クローズド・ノート (角川文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだった―。

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2009年05月17日

蒼穹の射手/鳴海 章 ★★

カンボジアを舞台にした怪しげなプロジェクトを探る男達。
夜間低高度侵攻能力と核装備能力を備えたF15イーグルの
部隊を編成しようとする政治家、防衛産業、空自のOB。
そして改造されたF15に搭乗するため集められた空自パイ
ロット。

この人達は一体何がしたかったんだろう?
良く判らない。
そもそも、北の国を空爆に行くのならともかく、カンボジアの
PKO活動に航空兵力が必要とは思えないのだが。

訳が判らない内に、なんとも締りのないラストを迎える。
一体作者は何を書きたかったのだろうか?

蒼穹の射手 (角川文庫)
蒼穹の射手 (角川文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
日本がカンボジアでのPKO活動に踏み出した頃、航空自衛隊千歳基地に一人の男が着任した。真田二等空尉、戦闘機パイロットである。彼が搭乗を命ぜられたのは、コクピットの装備がこれまでとまったく異なるF15イーグル。一部の政治家、防衛産業、空自OBらによって極秘に開発されたこの機体には、夜間低高度侵攻能力と核装備能力が与えられていた…。

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2009年05月14日

天使に見捨てられた夜/桐野 夏生 ★★★★★

私立探偵・村野ミロを主人公とした女流ハードボイルド。江戸川
乱歩賞受賞作の『顔に降りかかる雨』の続編という位置づけと
なっている。

一読して驚いた。『顔に降りかかる雨』は奇をてらい過ぎた感も
あり、あまり楽しめなかったのだが、本作は同じ主人公を使った、
同じ作者の作品なのに、別人のように小説が上手くなっている。

主人公の村野ミロは失踪したAV女優・一色リナの捜索を依頼さ
れる。最初の内は捜索がテンポ良く進み過ぎるような気がした。
また、登場人物達の言動や行動には疑問を感じる箇所もあった。
しかし、リナの捜索が進むに伴い物語に引き込まれて行く。

悲惨なリナの過去。被害者と思われていた立場が逆転する瞬間
の、恐怖感の盛り上げが見事。『天使に見捨てられた夜』という
タイトルも上手く合っている。

個人的には落ち込んでいるミロの描写が面白かった。落ち込ん
でいるミロを見るともっといじめたくなるような気がした。
お勧めの作品です。

天使に見捨てられた夜 (講談社文庫)
天使に見捨てられた夜 (講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
失踪したAV女優・一色リナの捜索依頼を私立探偵・村野ミロに持ち込んだのは、フェミニズム系の出版社を経営する渡辺房江。ミロの父善三と親しい多和田弁護士を通じてだった。やがて明らかにされていくリナの暗い過去。都会の闇にうごめく欲望と野望を乾いた感性で描く、女流ハードボイルドの長篇力作。

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