2007年09月12日

氷山空母を撃沈せよ!〈上〉〈下〉/伊吹 秀明 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)
昭和十七年六月五日未明、南雲艦隊の108機の攻撃隊がミッドウェー島へ発進、迎え撃つ米軍機TBFアベンジャー、B‐17「空の要塞」、SBDドーントレスらを蹴散らした。米空母三隻を撃沈して勝利に酔う攻撃隊の無線機に、氷山空母発見の報が飛びこむ。わずか二時間後、南雲艦隊の精鋭四空母は壊滅、聯合艦隊司令長官山本五十六は“敵艦隊攻撃C法”を発令した。「すべての戦力を結集し、氷山空母を撃つべし」。

ちょっと、氷山空母って、溶けちゃうよ。大丈夫なの?
こんなの一隻作るなら、普通の空母10隻作った方が、
遥かに戦略的価値は高いのではないだろうか。
あまりにも荒唐無稽な設定ではあるが、読み物としては
それなりに退屈しないで読める。

氷山空母を撃沈せよ!〈上〉
氷山空母を撃沈せよ!〈上〉


氷山空母を撃沈せよ! (下)
氷山空母を撃沈せよ! (下)
posted by まどか at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦記小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

雷撃深度一九・五/池上 司 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)
昭和20年7月16日、110余名の乗員と人間魚雷回天を乗せた伊五八潜水艦が呉軍港を出港した。フィリピン東方を通過する敵艦船をグアム―レイテ線上で撃沈せよとの特命を受けた倉本艦長は、宿敵マックベイ大佐と太平洋戦争における艦艇同士の最後の闘いに挑む―。全く新しい戦争サスペンスの誕生。

潜水艦を舞台にした戦記物です。
内容は、『終戦のローレライ/福井敏晴』に似ていると思いました。
もちろん出たのはこの作品の方が先ですし、こちらの方がより本格的
な戦記物です。だって、終戦のローレライはガンダムだもんね。

潜水艦という密閉空間における孤独な戦いが、手に汗握るタッチで
書かれています。漏水や火災、酸素の消費といった、敵と戦う以前に
対処すべき問題が多数あるのですから、厄介な乗り物です。
でも、そこが潜水艦の面白い所でもあります。

ところで、この艦長は優柔不断ですね。
問題を先送りにしてばかりいるように感じられます。
そんな事だから途中で拾った爺さんに指揮権を取られたりするんですよ。
潜水艦で指揮系統が二重になったらまずいですよ。
もっとしっかりして欲しかったですね。

回天の運用をめぐって、国粋主義に凝り固まった乗員と艦長たちが
もっと激しく対立するなど、人間模様を書き込めば、物語に深みが出た
のではないでしょうか。

雷撃深度一九・五 (文春文庫)
雷撃深度一九・五 (文春文庫)
posted by まどか at 02:24| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦記小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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