2006年04月06日

13階段/高野 和明 ★★★★★

犯行時の記憶を失った死刑囚、その冤罪を晴らすため刑務官と前科のある青年が調査を開始する。死刑制度を背景として、過去に傷のある登場人物たちの、重厚な人間ドラマが展開する。緻密な構成と巧みな伏線でサスペンスを盛り上げます。若干の後味の悪さもありますが、久々に面白いミステリーに出会えました。
13階段
posted by まどか at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 高野 和明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月04日

グレイヴディッガー/高野 和明 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)
改心した悪党・八神は、骨髄ドナーとなって他人の命を救おうとしていた。だが移植を目前にして連続猟奇殺人事件が発生、巻き込まれた八神は白血病患者を救うべく、命がけの逃走を開始した。首都全域で繰り広げられる決死の追跡劇。謎の殺戮者、墓掘人の正体は?圧倒的なスピードで展開する傑作スリラー巨編。

名作「13階段」と比較してはいけない。
でも、どうしても比較しちゃうよね。
「13階段」が出色の出来だっただけに、同じ作者の二作目として、
期待してしまうのは仕方が無い事だと思う。
実際に読んで見ると、「なんじゃコレ?」ってな作品でした。

主人公は改心した悪党・八神。
悪党といっても、小悪党といった所。
何故か善行に目覚め骨髄移植を決意する。
横山 秀夫氏の某ベストセラー小説でも読んだのか?

八神は殺人事件に巻き込まれ、謎の集団に追いかけられながらも
骨髄移植のため病院を目指して逃走を開始する。
東京の北から南へ、電車に乗れば30分程度で行けるのに、何故か
一晩をかけた決死の逃避行となる。
スピード感もあり、八神のキャラも立っていて、それなりに面白いのだが、
展開に必然性が乏しく、ただ逃避行を書きたかっただけではないかという
気もする。追う方も病院を張ってれば手間はかからないと思うのだが。
「グレイヴディッガー」と言う謎の殺人者も現実感が無い。

グレイヴディッガー
グレイヴディッガー
posted by まどか at 23:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 高野 和明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

幽霊人命救助隊/高野 和明 ★★★★★

また高野先生変なの書いてるー。『13階段』は面白かったの
になー、とか思って読んだら、これが何気に面白い。少なくと
も、怪しげなタイトルや本の表紙から想像するよりは、遥かに
面白い。

自殺した四人の男女が、神様の命令で自殺志願者の命を救
うため幽霊となって奮闘する。自殺志願者の耳元にメガホンで
叫んで翻意を促す所などユーモラスである。四人の幽霊のキャ
ラクターも上手く書けている。

彼らが救う自殺志願者の中には、もっと続きを読みたいという
人もいれば、こんな人救う必要は無いんじゃないかと思うような
人もいる。彼らは自殺をくい止めるだけで、自殺志願者の抱え
る根本的な問題を解決する訳ではない。その辺に少し物足りな
さも感じたが、それは自殺志願者自身が解決すべき事なのだ
ろう。

救済の方法も、これで本当に救われたのかと思うようなケース
もあった。うつ病は医者に行けば必ず治るというのは、少し安
直ではないだろうか。

ラストは、ほぼ想像通りの結末を迎えたが、出来れば続編も書
いて欲しいという気もした。日頃肩肘張って生きている人は、こ
の作品を読む事によって救われる所があるかも知れない。

幽霊人命救助隊 (文春文庫)
幽霊人命救助隊 (文春文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化。

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posted by まどか at 02:09| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 高野 和明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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