2010年02月12日

月の扉/石持 浅海 ★★

ハイジャックされた飛行機の中で殺人事件が発生する。ハイ
ジャック犯は乗客の一人「座間味くん」を探偵に仕立てて謎を
解明しようとする・・・のだけど。

序盤で犯人の想像は容易についてしまう。だけど、登場人物
たちはその可能性を全く無視して、あーでもない、こーでもない
と議論を繰り返す。これが延々と終盤まで続く。
この人たちはバカなの?
いい加減読んでいてイラついた。

舞台となる航空機に関する作者の知識にも疑問がある。滑走
路上で飛行機のエンジンを切ったら電力の供給が止まって機
内は真っ暗になるはずなのだが。沖縄の空港には滑走路上に
外部から電源を供給できる設備があるのだろうか。

「師匠」と呼ばれる人物やハイジャック犯の動機には現実感が
感じられない。一歩間違えばファンタジーになってしまう所であ
る。「座間味くん」のキャラクターなど面白い部分はあるのだが、
作品全体から熟成不足という印象を受けた。

月の扉 (光文社文庫)
月の扉 (光文社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
沖縄・那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。犯行グループ3人の要求は、那覇警察署に留置されている彼らの「師匠」を空港まで「連れてくること」。ところが、機内のトイレで乗客の一人が死体となって発見され、事態は一変―。極限の閉鎖状況で、スリリングな犯人探しが始まる。各種ランキングで上位を占めた超話題作が、ついに文庫化。

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posted by まどか at 03:18| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリー(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

幽霊人命救助隊/高野 和明 ★★★★★

また高野先生変なの書いてるー。『13階段』は面白かったの
になー、とか思って読んだら、これが何気に面白い。少なくと
も、怪しげなタイトルや本の表紙から想像するよりは、遥かに
面白い。

自殺した四人の男女が、神様の命令で自殺志願者の命を救
うため幽霊となって奮闘する。自殺志願者の耳元にメガホンで
叫んで翻意を促す所などユーモラスである。四人の幽霊のキャ
ラクターも上手く書けている。

彼らが救う自殺志願者の中には、もっと続きを読みたいという
人もいれば、こんな人救う必要は無いんじゃないかと思うような
人もいる。彼らは自殺をくい止めるだけで、自殺志願者の抱え
る根本的な問題を解決する訳ではない。その辺に少し物足りな
さも感じたが、それは自殺志願者自身が解決すべき事なのだ
ろう。

救済の方法も、これで本当に救われたのかと思うようなケース
もあった。うつ病は医者に行けば必ず治るというのは、少し安
直ではないだろうか。

ラストは、ほぼ想像通りの結末を迎えたが、出来れば続編も書
いて欲しいという気もした。日頃肩肘張って生きている人は、こ
の作品を読む事によって救われる所があるかも知れない。

幽霊人命救助隊 (文春文庫)
幽霊人命救助隊 (文春文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化。

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posted by まどか at 02:09| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 高野 和明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月27日

旅にでます。

今日からしばらく旅行に行きます。
旅先で気が向いたらレビューをアップします。
でも、結局いつもやらないんだけどね。
posted by まどか at 10:43| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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