2010年01月01日

明けましておめでとうございます

昨年このブログで紹介した作品は35作でした。
後半さぼってしまったので例年よりかなり少ないです。
読んだ本が溜まってしまいました。

今年はこんな事の無いように頑張りたいと思います。
でも、どうなることか。

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ラベル:読書
posted by まどか at 08:53| ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月02日

死亡推定時刻/朔立木 ★★★★

警察が無実の青年を無理やり犯人に仕立てた、というより、
作者が、何が何でも冤罪事件を書きたかったのではないかと
感じてしまった。警察での自供の取り方など、漫才かギャグ
漫画を見ているようだった。現実でもこのような事が行われて
いるとしたら怖い。

この事件の捜査は少し杜撰すぎる気がする。検視の前に、死
体を父親の車に乗せ、抱いて運ばせるなんて考えられない。
そんな事をしたら体温が変わって死亡推定時刻も変わってしま
う。死体発見現場で直腸体温を測るのが常識ではないだろうか。
ケイ・スカーペッタ(検屍官シリーズ/パトリシア コーンウェル )
が聞いたら激怒しそうである。

裁判の判決も、被害者が一名で死刑になるのだろうか。まあ、
営利誘拐という卑劣な犯罪で、この青年は累犯の上、反省の
態度も無いように裁判官から見られていたので、あり得なくは
無いが。

この作品は、ミステリーというよりリーガル・サスペンスと言った
方が良いのだろう。警察や検察、裁判官と弁護士などのやり取
りが中心となる。作者は現役の法律家という事でリアリティーが
ある。しかし、真犯人の視点がないなど、物足りない点もあった。

ラストも、これで終わってしまうのか、という気がした。この先も、
もう少し続きを読みたいと感じた。

死亡推定時刻 (光文社文庫)
死亡推定時刻 (光文社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
山梨県で地元の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった。警察の指示に従った結果、身代金の受け渡しは失敗。少女は死体となって発見された!県警は、遺留品に付いていた指紋から、無実の青年を逮捕。執拗な揺さぶりで自白に追い込んでしまう。有罪は確定してしまうのか?そして真犯人は?現役の法律家が描く、スリリングな冤罪ドラマの傑作。

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posted by まどか at 23:58| ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | ミステリー(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月11日

遠ざかる祖国〈上〉/逢坂 剛 ★★★

前作『イベリアの雷鳴』に続くイベリアシリーズ第二弾。しばらく
は前作の後日談のような展開がつづく。その後も史実に基づい
た展開が淡々とつづき、やや盛り上がりに欠ける。

イギリスに単独飛行し和平交渉をしようとしたルドルフ・ヘスの
ような実在の人物も登場する。本シリーズで重要な役割を果た
す国防軍情報部(アプヴェーア)の部長ヴィルヘルム・カナリス
提督や、その部下のハンス・オスター大佐も実在の人物である。

彼らがどんな運命をたどるか知っているだけに、今後の展開が
気になる所ではある。もちろん、戦争に引き込まれようとしてい
る日本の運命も。

遠ざかる祖国〈上〉 (講談社文庫)
遠ざかる祖国〈上〉 (講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
一九四一年、マドリード。日系ペルー人宝石商として社交界にも出入りする北都昭平は、陸軍参謀本部の密命を帯びたスパイだった。日米開戦の阻止に動く大物日本公使、日本の暗号の解読疑惑、ナチス内部の暗闘…。現代史の裏面を織り交ぜながら、第二次世界大戦を圧倒的迫力で語るエンタテインメント大作。

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2010年01月14日

遠ざかる祖国〈下〉/逢坂 剛 ★★★★

第二次世界大戦下のスペインで諜報活動を行う北都昭平を
主人公とした作品。北都はMI6のヴァジニア・クレイトンと共
に英国に渡り、ドイツ軍の空襲にも屈しない英国の底力を実
感する。また、諜報活動の結果、日本の暗号が解読されてい
る事を知る。日本の開戦を阻止するべく活動するが、北都の
思いとは裏腹に歴史の歯車は回っていく。

前作『イベリアの雷鳴』から本作までは、まだ日本は開戦して
おらず、欧州における諜報員同士の腹の探りあいといった感
じである。

作品の終盤で、日本が真珠湾を攻撃し日米開戦となる。
ようやく物語が本格的に動き始めたという所で終わり。

はたして日本の運命は?
そして敵国人となってしまった北都とヴァジニアの恋の行方は?
次作以降に期待したい。

遠ざかる祖国〈下〉 (講談社文庫)
遠ざかる祖国〈下〉 (講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
「日本が真珠湾奇襲」奇妙な噂がヨーロッパを駆けめぐった。熾烈な諜報戦の戦場スペイン。互いに正体を疑いながらも、北都は、イギリス秘密情報部のスパイ・ヴァジニアと惹かれあい、日米開戦の回避に奔走するが…。日本人スパイの眼を通して第二次世界大戦の時代を描く、壮大なエスピオナージ・ロマン。

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