2008年10月02日

こんばんは

9月は一冊しかレビューが書けませんでした。
旅行とか行ってて忙しかったしね。
読んだ本が溜まってるので
忘れないうちに書きたいと思います。

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2008年10月20日

夏のロケット/川端 裕人 ★★★★★

内容(「BOOK」データベースより)
火星に憧れる高校生だったぼくは、現在は新聞社の科学部担当記者。過激派のミサイル爆発事件の取材で同期の女性記者を手伝ううち、高校時代の天文部ロケット班の仲間の影に気づく。非合法ロケットの打ち上げと事件は関係があるのか。ライトミステリーの筋立てで宇宙に憑かれた大人の夢と冒険を描いた青春小説。第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞のデビュー作。

文章のおかしい箇所がある、ミステリーとしては詰めが甘い、
現実離れした設定など、気になる点はあるのだが、何よりも
この作品には夢がある。
欠点もあるのだが、それを補って余りある何かを持っているの
である。良い作品であると思う。

少年の頃の夢、宇宙への憧れを、大人になっても追い求める
主任公達の物語は、非常にさわやかである。
読み終わった後でも、もっと続きが読みたくなる。

夏のロケット (文春文庫)
夏のロケット (文春文庫)

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2008年10月22日

強奪 箱根駅伝/安東 能明 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)
12月30日の夜、神奈川大学駅伝チームの女子マネージャーが誘拐され、監禁中の彼女の映像がTV局に届く。駅伝生中継のジャックをも仄めかし、次々と要求を突きつけてくる誘拐犯。混迷の中でスタートした駅伝。そして、激走とシンクロするように誘拐犯・TV局・警察の熾烈な攻防戦が始まった。ハイテクを駆使し可能性の限界に挑んだ犯罪の結末は。一気読み間違いなしの傑作サスペンス巨編。

この作品は、第80回箱根駅伝を舞台にしている。参加する大学も実名で
登場する。ただし、実際の参加校とは若干の相違がある。

ミステリーとして見るといくつか粗がある。
犯人の要求に対しテレビ局が身代金を払おうとするのだが、何故テレビ
局が身代金を出すのか、今一つ良く判らない。テレビ局にとって大切なの
はあくまでも中継であって、特にシステムをガードした以降は払う必要性
が感じられないのだが。それ程人道的な会社なのだろうか。やけにあっさり
決まったように思える。普通何億円ものお金を払うとなったら、もっと揉める
のではないだろうか。

十億円のダイヤをぶら下げて走ってるのに、警察の監視体制があまりに
お粗末であったり、誘拐の一番のポイントである身代金受け渡しも工夫が
足りない。海外に逃亡するにしても、身元がばれていたら空港や港に手配
が回っているのは確実である。この犯人は色々策を弄しているのに、それ
くらい判らないのだろうか。

若干描写の判り難い部分もある。特に中継車を拉致する時のような実行
場面での描写の判り難さが目立つ。

この作品の特徴の一つとして、犯人がコンピュータやインターネットを縦横
に駆使している事があげられる。以前にも『99%の誘拐/岡嶋二人』などの
作品で誘拐にコンピュータを使っていたが、最近ではインターネットの出現
で、よりスピーディーに事が運ぶようである。犯人とテレビ局・警察との攻防
はこの作品の見所の一つである。

ラストはハリウッド映画のような展開で、先が読めてしまうのだが、レース
の臨場感にあふれ、駅伝にかける選手や関係者の熱い思いが伝わって
来る。読み物としては充分に楽しめる一冊である。

強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)
強奪 箱根駅伝 (新潮文庫)

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2008年10月24日

黒い墜落機(ファントム)/森村 誠一 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)
最新鋭戦闘機「ファントム」が、南アルプス山中に墜落した。その任務は極秘、事故は絶対に隠蔽せよ!自衛隊首脳部は、秘密裡の機体撤収と目撃者の抹殺を命じる。現場近くの寒村には、老いた村人と、それぞれの過去を持つ旅行客がいた。突然、彼らを襲う理不尽な暴力。戦争のプロに対する、弱い市民のサバイバルをかけての絶望的な戦いが始まった。息を呑む展開、怒涛の迫力。「軍」の正体を余す所なく暴く社会派エンターテイメントの傑作。

ファントムが最新鋭機だったというから、かなり古い作品である。
南アルプス山中に墜落した戦闘機の存在を隠蔽するため、目撃
者を皆殺しにしてしまおうという、かなり強引な設定の作品。
中国や北朝鮮みたいな社会主義国でも、そこまではしないだろう
という気がする。逆に言えば、これらの国ではする必要も無いの
だろうが。

このような設定が出てくるのは、常に国民の目を意識しなければ
ならない自衛隊の宿命なのだろう。
ところで、作者は自衛隊というか、軍隊が嫌いなのかな。
そんなふうに思える記述がみられた。

自衛隊は精鋭の空挺部隊を送り込む。対するは、年老いた老人
達と、村に一軒だけある民宿の管理人夫婦、そして民宿に泊まっ
ていた宿泊客。これでは勝負にならないと思ったのか、民宿の
宿泊客はいずれも一癖ありそうな人物で、何故かそれぞれ特殊
能力を持っている。

機体を回収し村人を抹殺しようとする自衛隊と、村人達の駆け
引きが始まる。ここがこの作品の最大の面白さである。荒唐無稽
ではあるが、ある意味ゲームみたいな感覚で楽しめる。

始まりは突然だったが、終わりも唐突に終わる。最後は登場人物
に対する作者の非情な仕打ちが待っている。
後味は悪い。
ゲーム小説として割り切って、エンターテイメントに徹したほうが
良かったのではないかな。

黒い墜落機(ファントム) (集英社文庫)
黒い墜落機(ファントム) (集英社文庫)

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2008年10月27日

レベル7(セブン) /宮部 みゆき ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)
レベル7まで行ったら戻れない―。謎の言葉を残して失踪した女子高生。記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level7」の文字。少女の行方を探すカウンセラーと自分たちが何者なのかを調べる二人。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。ツイストに次ぐツイスト、緊迫の四日間。気鋭のミステリー作家が放つ力作長編。

「レベル7」という言葉に隠された謎とは?
失踪した女子高生と、記憶を失った男女が織り成すサスペンスです。
サスペンスとしてみれば、謳い文句どおりツイストに次ぐツイストで、
ページをめくる手が止まりませんが、ミステリーとして冷静にみると、
いくつか気になる点があります。

実際には、こんな手の込んだ事はしないだろうなという気がします。
この作品のタイトルでもあり、読者を引き付けるキーワードである
「レベル7」という言葉も、物語の中ではあまり重要な要素では無
かったりします。

終盤の展開は、先が読めてしまいます。もちろんそれは、安っぽい
作りなのではなく、計算された伏線が張られていて、巧みに読者を
リードしているからなのですが。

犯人の結末も、納得できない部分があります。
登場人物たちは、これで満足したのでしょうか。

作者の長所である登場人物の描写の上手さや、緻密な構成により、
ミステリーとしては粗もありますが、サスペンスとして読むなら充分に
楽しめる作品です。

レベル7(セブン) (新潮文庫)
レベル7(セブン) (新潮文庫)

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2008年10月29日

ネヌウェンラーの密室(セルダブ)/小森 健太朗 ★★

内容(「BOOK」データベースより)
古代エジプト遺跡の宝庫「王家の谷」。新発見された王墓に足を踏み入れた大学の考古学研究室一行を待っていたのは、出口なき死の迷路であった。一人また一人と罠に落ち、血にまみれた死体と化していく。四千年の時を超えて繰り返される惨劇は、古代の呪いか、殺人者の魔の手か。本格歴史ミステリの傑作。

冒頭から、偶然にしては都合の良すぎる出会いに始まり、
やたら説明的な台詞が続く。
まるで出来の悪い漫画を読んでいるようだった。

ピラミッドの中に入り、殺人が始まるのだが、視点となる
人物が次々に代わってしまい、ついていけない。
それに、物語の前半と後半では、登場人物のキャラクター
が、がらりと変わってしまう。

極めて好意的に解釈すれば、ピラミッドに隠された謎を解く
歴史ミステリーと言えるが、あまりにも稚拙である。

ネヌウェンラーの密室(セルダブ) (講談社文庫)
ネヌウェンラーの密室(セルダブ) (講談社文庫)

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2008年10月31日

こんばんは

今月レビューを書いた本は5冊でした。
一番面白かったのは『夏のロケット』です。
夢のある良い作品でした。
来月はどんな本とめぐり合えるのでしょうか。
楽しみです。

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posted by まどか at 21:56| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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