2006年06月01日

荒鷲(イーグル)の狙撃手(スナイパー)〈下〉/鳴海 章 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)
対馬近海の小島「二宝島」における軍事的緊張は、ついに日中の戦車戦へと発展した。国内でも各地で、空港統制の混乱や銀行オンライン妨害によるパニックが発生。内外の緊張状態を利用し、権力集中を目論む、時の首相、矢神の乗る政府専用機に、かつて“ナイトダンサー”と呼ばれた男は機銃の照準を合わせた。

首相の乗った政府専用機を撃墜する必然性があるのか疑問に感じた。
パイロットや同行記者団も乗ってると思われるのに、一緒に命を奪う必要はあるのか。首相だけ暗殺すれば済むのではないか?

前作「ナイト・ダンサー」では、アメリカ大統領と堂々と渡り合った首相の夜神氏も、今回は完全な悪役として書かれている。それどころか、伝奇物のような、変な一族の頭領にまでされてしまっているのか可哀想。

軍事小説としても、小さな島で戦車の小競り合いがある程度で物足りない。
「ナイト・ダンサー」は面白かったのにね。

荒鷲の狙撃手(イーグル・スナイパー)〈下〉
荒鷲の狙撃手(イーグル・スナイパー)〈下〉

posted by まどか at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 鳴海 章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月02日

焦茶色のパステル/岡嶋 二人 ★★★★

出版社/著者からの内容紹介
東北の牧場で、牧場長と競馬評論家・大友隆一が殺され、サラブレッドの母子、モンパレットとパステルも撃たれた。競馬の知識のない隆一の妻・香苗を怪事件が次々に襲う。一連の事件の裏には、競馬界を揺るがす恐るべき秘密が隠されていた。注目の共作作家の傑作競馬ミステリー。第28回江戸川乱歩賞受賞作品。

読みやすい文章と巧みな構成の作品。
伏線の張り方や最後のどんでん返しなど手堅くまとまっている。
探偵役の女性二人のキャラもうまく立っていてる。

ただ、この作品の鍵となっているサラブレッドの系統については、競馬に興味のない人には、作者の説明に、そういうものかと納得するしかない。
判りやすさという点では、前年の乱歩賞候補作「あした天気にしておくれ」の方が判りやすかった。

焦茶色のパステル
焦茶色のパステル
posted by まどか at 21:18| Comment(1) | TrackBack(0) | 岡嶋 二人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

こんにちは

今読んでるのは、十角館の殺人/綾辻 行人です。
なかなか面白いお話です。
posted by まどか at 17:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

十角館の殺人/綾辻 行人 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)
半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の七人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生き残るのは誰か?犯人は誰なのか?鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた新鋭のデビュー作品。

外部から隔絶された孤島を訪れたミステリーサークルのメンバーが、一人ずつ殺されていく。

アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」以来、多くの作家が扱ってきた、悪く言えば使い古されたパターン。
しかし、使い古されたパターンであるがゆえに、メンバー間の疑心暗鬼などサスペンスは盛り上がる。
ミステリーサークルの各メンバーのキャラクターもうまく書けている。

ただ、犯人は割と順当な人物で、途中で想像がついてしまった。
最後の二人になって、ある物を発見した後の展開は疑問である。
あまりにも無防備としか言いようが無い。
本土での展開や探偵役も必要性があるのか疑問。

もう一ひねりあるかなと思ってページをめくったら、そこは作者後書きと解説だった。

とは言え、充分楽しめる一級の作品である事は間違いない。

十角館の殺人
十角館の殺人

posted by まどか at 18:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 綾辻 行人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月06日

こんばんは

屍蘭―新宿鮫〈3〉を読み始めました。
本の表紙がキモイです。
posted by まどか at 01:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月08日

こんばんは

屍蘭―新宿鮫〈3〉を読み終わりました。
感想はもう少し待って下さい。
今は、半落ちを読み始めてます。
posted by まどか at 02:32| Comment(1) | TrackBack(0) | ミステリー(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月10日

屍蘭―新宿鮫〈3〉 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)
犯罪者たちから「新宿鮫」と恐れられる、新宿署刑事・鮫島。新宿の高級娼婦の元締め・浜倉が殺された。事件に迫る鮫島の前に浮かび上がる産婦人科医「釜石クリニック」。背後に潜む呪われた犯罪とは?だが、鮫島に突然、汚職・殺人の容疑が!さらに敵の完璧な罠が「新宿鮫」を追いつめる!息詰まる興奮、圧倒的な感動!超人気傑作シリーズ第3弾。

「新宿」、「鮫」といった単語からは、危険で獰猛と言ったイメージを連想する。
ところが、本シリーズの主人公には、警察の枠組みからはみだした刑事と言いつつも、その本質は真面目で良心的なものを感じてしまう。
タイトルとは裏腹に、どこか枠の中に収まっている感じ。

不満です。

この主人公でシリーズ物を続けていくには、魅力有る敵を創造して行くしかない。
二作目では主人公を脇役に回し、冷徹な殺し屋を軸とした人間模様とアクションで読ませた。
そして本作では、冷酷な犯行内容と犯罪者の姿のギャップでそれなりに読ませる。

でも鮫島クンは罠にかけられても警察を辞めようとはしない。
やっぱりこの人は枠の中の人だ。
いい人だけじゃ、いつか飽きられちゃうよ。

屍蘭―新宿鮫〈3〉
屍蘭―新宿鮫〈3〉
posted by まどか at 04:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 大沢在昌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月11日

半落ち/横山 秀夫 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。

妻を殺した現職警察官・梶聡一郎、その語られない空白の二日間の謎とは?
刑事、検事、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官、梶聡一郎に関わる6人の男達の目を通し、物語りは進む。

それぞれが一遍の短編小説のような章立てとなっている。
面白い章立てだが、肝心の主役「梶聡一郎」の気持ちが伝わって来ない。
妙に達観してるような印象で、周りの人だけが一生懸命になってるような感じがする。

ラストの「落ち」は、内容はほぼ想像がついていても、やはり感動してしまった。
作者は人間の心を震わせるツボを心得ているようだ。
ボクシングで言えば、アッパーカットが来ると判っているのに、食らってしまうような感じ。

出て来るのはオッサンばっかりで、色気もない無骨な作品だが、秀逸な人間ドラマである。

半落ち
半落ち
posted by まどか at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 横山 秀夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月12日

防壁/真保 裕一  ★★★

内容(「BOOK」データベースより)
警視庁警護課員として佐崎が警護する政府要人が襲撃された。凶弾に倒れたのは同僚のSP、義兄でもある大橋だった。狙撃犯は誰か。佐崎の脳裏に浮かんだ予想外の人物とは!?圧倒的なディテイルとリアリティで描く日本の要人警護の実態。生命の危険を顧みず、自らの誇りを懸けて任務に就く男たちの物語。

警視庁警護課員、海上保安丁特殊救難隊員、自衛隊不発弾処理隊員、消防隊員。
ちょっと変わった、そして危険を伴う職業の男達を書いた四つの短編集。
これは同時に、彼らに付き合う恋人や妻といった女達の物語でもある。
一篇だとちょっと物足りないかも知れないが、四篇まとめて読むと、底に流れるテーマのようなものが見えてくる気がする。

防壁
防壁
posted by まどか at 19:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 真保 裕一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月14日

スウェーデン館の謎/有栖川 有栖 ★★

出版社/著者からの内容紹介
雪のログハウスで起こった惨劇……
おなじみアリス・火村の名コンビが美人姉妹に訪れた悲劇の謎を解く!

取材で雪深い裏磐梯を訪れたミステリ作家・有栖川有栖はスウェーデン館と地元の人が呼ぶログハウスに招かれ、そこで深い悲しみに包まれた殺人事件に遭遇する。臨床犯罪学者・火村英生に応援を頼み、絶妙コンビが美人画家姉妹に訪れたおぞましい惨劇の謎に挑む。大好評国名シリーズ第2弾!長編ミステリ。

クソ小説ですね。
癖があって読みにくい文章。
最初からミエミエの犯人。
いくら何でもそんな訳ねーだろって、思わずツッコミを
入れたくなるようなトリック。
こんな作品読んで喜んでるような人は、普段どんな作品を
読んでるんでしょうか?
思わず可哀想になってしまいます。
もう少しましな作品はいくらでもあります。

スウェーデン館の謎
スウェーデン館の謎
posted by まどか at 19:42| Comment(1) | TrackBack(1) | ミステリー(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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